全国の酒蔵が水をくみに来る井戸がある。701年に社殿が建つ前は、山の岩が神

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松尾大社(まつのおたいしゃ)は、京都府京都市西京区嵐山宮町3にある神社です。まつられているのは大山咋神・中津島姫命。社格は式内社(名神大2座) 二十二社(上七社) 旧官幣大社 別表神社。創建は大宝元年(701年) (創祀は上古か)と伝わります。

京都の松尾大社は、どうしてお酒の神さまなの。
全国の酒蔵が、この神社の井戸の水をくみに来ます。仕込みの水に混ぜて使うためです。
井戸の名は、かめのい。れいきのたきの手前にわいていて、この水を入れた酒は腐らないと伝えられてきました。
神殿を建てたのは、はたのいみきとりという人でした。酒造りははた一族の特技とされ、室町時代の末から松尾大社は、日本第一酒造神と仰がれています。
水がよくて、造る技もあった。その二つが重なったのじゃ。
いまの場所に神殿が建ったのは、大宝元年、西暦701年のことです。
それより前、まつられていたのは山の上でした。マツノオヤマの大杉谷、頂上近くの斜面にある巨大な岩です。
いわくらという。社殿ができるより前から、そこが神さまのいる所だったのじゃ。
建物より、山のほうが先だったんだ。
この岩へのぼる道は、2018年の台風で崩れました。いま登拝は取りやめのままです。
ふもとの本殿は、屋根が前とうしろへ同じ長さで流れる、めずらしい形です。マツノオづくりと呼ばれ、1542年の大修理を経て、いまも重要文化財です。
行ったら、かめのいをのぞいてみてください。境内には、全国から届いた酒樽も積まれています。
岩も水も、人が作ったものではないのじゃ。
その社が、どんな願いごとで信仰されてきたかです。かなうことをお約束するものではありません。
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