頭にのせるのは、神様の食事。4基の神輿と青田を巡る白装束の行列

神社のはじまり > 全国の神社マップ > 熊本県 > 阿蘇神社
阿蘇神社(あそじんじゃ)は、熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1にある神社です。まつられているのは健磐龍命・阿蘇都比咩命・ほか10柱。社格は式内社(名神大1社、小1社) 肥後国一宮 旧官幣大社 別表神社。創建は(伝)第7代孝霊天皇9年と伝わります。肥後国の一之宮です。

熊本のこの行列、頭の上に何をのせているの?
阿蘇神社。熊本県の阿蘇市、宮地にある神社です。
頭にのせた箱に入っているのは、神様の食事です。白い装束の女性が、行列に加わります。
この女性たちは、うなりと呼ばれます。神様のお供をして、青々と育った田のあいだを歩くのです。
これは、7月28日のおんだまつりじゃ。神様に稲の育ち具合を、見ていただくのじゃ。
神様を乗せた神輿は、4基。白装束の人々とともに、神社の周りの青田を巡ります。
道中では、田歌が歌われます。行列は途中で、2か所の御旅所に立ち寄ります。
御旅所では、稲を神輿の屋根へ投げ上げるのじゃ。これは、田植式と呼ばれる儀式なのじゃ。
田を見て回るだけじゃなくて、神輿の屋根に稲を投げるんだ。おもしろい形だね。
それで、白い服の人たちは食事を運んでいたんだ。田のあいだを、神様と一緒に歩くんだね。
この祭りは、阿蘇の農耕祭事のひとつ。春の豊作祈願から秋の収穫感謝へと、つながっています。
祭りで見るなら、うなりが頭にのせた箱に注目。神様の食事を運ぶ役目が、めに見える姿です。
神様のお供をして、田の育ちを見守る。食事を運ぶ白い行列に、こめづくりの祈りが続いているのじゃ。
その社が、どんな願いごとで信仰されてきたかです。かなうことをお約束するものではありません。
女たちが頭に唐櫃をのせて
田のあいだを歩く
夏に行われる御田植神幸式は「おんだ祭り」とも呼ばれる。 宇奈利と呼ばれる女性たちが、神饌を入れた唐櫃を頭にのせて行列を進む。 神輿は二か所の仮屋をめぐり、人びとは屋根めがけて早苗を投げる。 屋根に早苗が多くのるほど、その年は豊作になるという。
この祭りをふくむ一年の農耕の行事は「阿蘇の農耕祭事」として、 昭和五十七年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。 かつて行われていた泥打ちのように、いまは伝わらない所作もあります。
このページの決めごと
・社の由緒として書いているのは、社の公式の由緒・自治体の公式の案内・文献や発掘でわかっていることだけです。出典は全部このページに載せています。
・わかっていないことは「諸説あります」と正直に書きます。参拝の作法を正しい・間違いと決めつけません。特定の社への参拝を呼びかけることもしません。
・「信仰されてきた願いごと」は、その社がどんな願いごとで信仰されてきたかです。かなうことをお約束するものではありませんし、社に順位もつけません。
・住所・主祭神・社格・創建・交通は、ウィキペディア日本語版の各記事(Template:神社の欄と代表座標)から機械的に取っています。おでかけの前には、必ず社の公式でお確かめください。