約10センチの隙間。五重塔の心柱は四層目から吊られている

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日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)は、栃木県日光市山内2301にある神社です。まつられているのは東照大権現(徳川家康)(相殿)豊臣秀吉・源頼朝。社格は別格官幣社。創建は元和3年(1617年)と伝わります。


栃木の日光東照宮。この塔のはしら、宙に浮いてるの?
日光東照宮。栃木県の日光、杉に囲まれた山あいにあります。
五重の塔の中央を通るしんばしら。そのしたの端は、土台の石から約10センチ浮いています。
下から支えるのではなく、四層目から吊り下げておる。これが、この塔の内側の仕組みじゃ。
日光市の資料では、この構造は風や地震への対策として紹介されています。
柱を地面に固定するんじゃなくて、上から吊るすんだ。外から見るだけじゃ、分からないね。
ただし五重の塔が揺れに強い理由には、諸説あります。しんばしらだけで説明できると、決まったわけではありません。
今ある塔は、1818年に建て直されたもの。その前の塔は、1815年に火災で失われました。
最初に塔が建ったのは、1650年じゃ。今の塔と、最初の塔の年代は分けて覚えたいのう。
東京スカイツリーにも、しんばしらと呼ぶはしらがあります。中央にあるのは、鉄筋コンクリートの筒です。
ただし木の塔を、そのまま写したわけではない。古い塔の知恵に敬意をこめて、しんばしらと名づけたのじゃ。
見るなら、五つの屋根が重なる塔の中心。外観の奥に、石に接していない柱があると想像してみてください。
目に見える五つの屋根。その内側には、四層から吊り下げた柱がある。見えない所にも、工夫があるのじゃ。
栃木の日光東照宮。あの派手な門、柱が1本だけ、模様がさかさまらしい。
場所は、栃木県の日光市。東武日光駅か、JR日光駅からバスにのって、表参道でおります。杉並木にかこまれた、山のふもとです。
陽明門には柱が12本あります。そのうちの1本だけ、彫られた模様が上下さかさまです。
あれはな、彫りまちがいではない。わざと、さかさにしたのじゃ。
完成したものは、そこからこわれはじめる。その考えから、わざと未完成にして災いをさけたといわれます。魔除けの逆柱と呼ばれていますが、理由には諸説あります。
災いをさけるために、わざと完成させないんだ。
陽明門は国宝です。500をこえる彫刻がついていて、一日中見てもあきないことから、ひぐらしの門とも呼ばれます。
いまの社殿の多くが建てかえられたのは、1636年。55の建物を、わずか1年5か月で完成させたと伝わります。
1年5か月で、あれ全部つくったんだ。
はじまりは、1617年。徳川家康を神としてまつるため、静岡の久能山から、その神霊をこの地へうつしたと伝わります。
1999年には、日光の社寺として、世界遺産になったのじゃ。さかさの柱も、そのままにしてあるぞ。
行ったら、陽明門をくぐった先で、うしろ側を見てください。北がわの、西から2本目の柱だけ、模様がさかさになっています。
完成させない、というまもりかたも、あるのじゃ。
その社が、どんな願いごとで信仰されてきたかです。かなうことをお約束するものではありません。
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