123基の鳥居が下る先の岩は、社より21年早く、天然記念物になった

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元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)は、山口県長門市油谷津黄498にある神社です。まつられているのは宇迦之御魂神・伊弉冉尊。創建は1955年(昭和30年)と伝わります。

山口に、崖から海へ鳥居が下っていく神社があるんだって。
もとのすみじんじゃです。鳥居が下りていく先には、海がえぐった岩の穴があります。
その岩の穴が国の天然記念物になったのは、昭和九年。やしろが建つ、二十一年前です。
自然のほうが、先にありました。人はあとから、そこへ鳥居を並べています。
りゅうぐうのしおふき、というのじゃ。波が洞に入ると、中の空気が、押しちぢめられる。
縦一メートル、幅二十センチほどの穴から、海水が噴き上がります。三十メートルを超える日も、あります。
岩が潮を吹くって、そんなことある。
げんぶがんの、海食洞じゃ。人はその姿を、竜が天へのぼる形になぞらえた。
やしろができたのは、昭和三十年。地元のあみもとの枕元に、白いきつねが現れたと伝わります。
鳥居は昭和六十二年から、十年かけて奉納され、百二十三基になりました。
大鳥居の上、高さ五メートルのところに、賽銭箱がついてるんだ。
行くなら、鳥居をおりきって海を向いてください。風の強い日は、岩のあいだから潮が上がります。
海が岩に開けた穴が、先にあった。人はそこへ、あとから道をつけたのじゃ。
その社が、どんな願いごとで信仰されてきたかです。かなうことをお約束するものではありません。
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