対馬の一宮は、1871年まで「八幡本宮」と名のっていた

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海神神社(わたつみじんじゃ)は、長崎県対馬市峰町木坂247にある神社です。まつられているのは豊玉姫命。社格は式内社(名神大)論社 対馬国一宮 旧国幣中社 別表神社。創建は不詳と伝わります。対馬国の一之宮です。

長崎のつしまに、山をのぼる神社があるんだって。
1871年まで、このやしろの名はわたつみじんじゃではありませんでした。はちまんほんぐう。はちまんさまの、もとの宮という名でした。
つしまのいちのみやです。海の神をまつるやしろが、はちまんと呼ばれていたのです。
いまの祭神は、海の神、トヨタマヒメノミコトです。名が改まったのは、明治4年のことでした。
わけは、このやしろのはじまりにあるのじゃ。
社伝によれば、じんぐうこうごうが海をわたった帰り、八つの旗をこの地に納めた。それがはじまりと伝えられます。
その旗にちなんで、はちまんのもとの宮と呼ばれたと伝わります。ただし、はちまんという名の由来には諸説あります。
文献に残る話ではなく、社伝じゃ。そこは分けて聞いておくれ。
じゃあ、名前が変わったのはどうして。
明治になって、国が神社の名と格を定め直しました。明治4年、このやしろはいまの名に改められ、コクヘイチュウシャに列せられました。
やしろが立つのは、キサカヤマの中腹です。石段をのぼった先にあります。この山は、いちどもおのを入れたことのない原生林として守られてきました。
行ったら、参道の森を見てください。野鳥の森と呼ばれ、いまも原生林のまま残っています。
名は変わっても、海の神をまつる場所は変わらんのじゃ。
その社が、どんな願いごとで信仰されてきたかです。かなうことをお約束するものではありません。
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