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少彦名神社すくなひこなじんじゃ

少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)は、大阪府 大阪市中央区道修町にある神社です。

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この社のはじまり

大阪のこの神さま、指のすきまからこぼれて生まれたんだって。

すくなひこなじんじゃ。大阪のどしょうまち、くすりの問屋がならぶ町なかにあります。

ならば、ふたりで手を合わせて、名をよぶのじゃ。

すくなひこなのかみさまー。指のすきまから、出てきてくださいー。

よんだか。われがすくなひこなのかみ。神の指のあいだからこぼれた子である。

古事記です。おおくにぬしのかみが海辺にいると、波の上を小さな神が寄って来た。

乗っていたのは、ががいものみで作った小さな船。着ていたのは、ひむしの皮をはいだ衣でした。

だれも、われの名を知らなんだ。ひきがえるが、かかしなら知っておると言うたのじゃ。

名前を知ってたのが、かかしなのか。

われはおおくにぬしと兄弟となり、ふたりでこの国を作りかためた。田も、くすりもじゃ。

ところが古事記は、そのあとをひとことで終えます。すくなひこなのかみは、とこよのくにへ渡った、と。

国づくりのとちゅうで、いなくなっちゃったの。

それから千年あまり。あんえい九年、どしょうまちのくすり屋が、京都からこの神をむかえました。

ころりがはやったとき、くすり屋たちは、はりこの虎をそえて薬を配ったと伝えられています。

行ったら、はりこの虎をもらうのじゃ。指からこぼれた神が、いまもおる。

この社のこと

出典

①この回は『バズ作り直し』の1本です。**他の人の投稿から借りたのは「物語型」という見せ方の型だけ**で、題材・並び・文章・絵はすべてこちらで作りました。元の投稿は開いておらず、題材も重ねていません。②少彦名神の生まれ・ががいもの舟・かかしが名を知っていた話・常世国へ渡った話は、いずれも『古事記』が記す神話です。事実として起きたことではありません。③『鵝(ひむし)の皮の衣』は、鵝を蛾とみるか鵝鳥とみるかで解釈が割れます。本編では古事記の訓のひとつ『ひむし』で読んでいます。④勧請の年(安永9年・1780年)と、ころり流行の折に張子の虎を配ったという話は、社と資料が伝える内容です。ころりが流行した年の元号表記は資料によって割れるため、本編では年号を言っていません。⑤ご利益は約束していません。健康や病気については、必ずお医者さんと薬剤師さんにご相談ください。⑥ナレーションは耳で分かるように、一部の語をひらがなに開いています。

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