鳥居がない。狛犬ではなく、兎が守る。名は1100年前から税の「調」

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調神社(つきじんじゃ)は、埼玉県 さいたま市浦和区にある神社です。

埼玉に、鳥居のない神社があるんだって。
うらわの、つきじんじゃ。入口に鳥居がないのです。
守っているのも、こまいぬではなく、うさぎです。
やしろの名は、みつぎものをあらわす、ちょうの字を書くのじゃ。
西暦九百二十七年の、えんぎしきの名簿にも、つきじんじゃの名で載っています。
社伝によれば、ここは伊勢へおさめるみつぎものを、しまう倉でした。
神社じゃなくて、倉だったんだ。
品物を出し入れするのに、鳥居も門も、じゃまになります。
そこで、やまとひめのみことの言いつけで取りはらったと伝わる。諸説あるがの。
うさぎは、あとの話です。つきの音が月に通じ、月を待つ信仰と結びつきました。
月の使いが、うさぎってことか。
行ったら、手を清める、みずの出口を見てください。そこもうさぎになっています。
名まえひとつで、鳥居も、守り役も変わったのじゃ。
名まえは、伊勢へ送る
税の「調」から
「調」は租庸調の調。 みつぎもの、という意味である。 社伝では、伊勢神宮へ納める 調物の御倉が、この社のはじまり。 鳥居が無いのは、その出し入れの 妨げになるため取り払ったと伝わる。
社伝『調宮縁起』は寛文8年(1668年)に書かれたもので、 同時代の記録ではありません。 創建の年にも開化天皇の御代とする説と 宝亀2年(771年)とする説があり、諸説あります。 狛犬ではなく兎が神使なのは、中世以降「つき」が「月」に通じるとして 月待信仰と結びついたことによるもので、社のはじまりの理由ではありません。
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